白いジャージ8~先生と熱い想い~
「四つ葉のクローバー探しに行ってたんだね」
ブロッコリーソースを唇につけたかわいい先生に話しかける。
「ん?そうなんだ。黙っててごめんな」
「びっくりしちゃった。でも、感動した!!」
「たっくんに、絶対に内緒だって言われてたから。それに、俺からの直へのサプライズでもあったし」
先生は唇についたソースをペロっとなめて、かわいく笑った。
「たっくんの根性で見つけたんだよ。俺は一緒にいただけ」
「良かったね。見つかって」
「見つかった瞬間、泣いてたよ。たっくん」
先生は、優しい瞳でたっくんを見つめながら言った。
たっくんとゆかりは、笑顔で何か話していた。
四つ葉のクローバーに添えられた手紙には何が書いてあるのかな。
「いいカップルだね、本当に」
「ああ。俺達も負けてらんねぇな」
先生は、眉を少し下げて笑った。