白いジャージ8~先生と熱い想い~
「私達3人は高校時代いつも一緒にいました。ゆかりさんは、悲しい時にいつもそばにいてくれて、自分のことのように悩んでくれました。私達にとってゆかりさんは、かけがえのない大切な親友です」
依子は涙をこらえながらそう言った。
「手紙を書いてきたので聞いてください」
昨日の夜、泣きながら書いた手紙。
私は涙をこらえながら手紙を読んだ。
「ゆかり、結婚おめでとう。この日が来るのを心から待ち望んでいました。ゆかりとは長い付き合いになるね。中学時代から仲が良かったけど、高校になって本当の親友になれた気がします。ゆかりは、私のことを本当によくわかってくれていて、言わなくても私の気持ちをわかってくれたね。私が辛い時、一緒にトイレの中で泣いてくれたこともあったね」
先生を好きだと・・・・・・ゆかりに話したあの日。
依子が“新垣を好きになろうかな”と言った時だった。
「私が辛い時、いつも駆けつけてくれたね。自分のことのように一緒に悩んでくれて、ゆかりに話を聞いてもらうといつも最後には笑顔になれたよ」
ドーナツ屋さんでいつも相談に乗ってもらった。
ゆかりが私の口にドーナツを押し込むんだよね。
「私はゆかりが大好きです。ゆかりのいない人生は考えられません・・・・・・」
やばい、涙が・・・・・・
溢れてきた。
「ゆかり、本当におめでとう」