白いジャージ8~先生と熱い想い~
サプライズ
―サプライズ―
「後は隆介の歌だけだな」
先生は、パンをちぎって口へ運ぶ。
それさえもかっこいいんだよね。
「ふふ。そうっすね」
隆介君は、余裕の表情でそう言って、パンを頬張った。
「隆介、緊張してんだろぉ」
「いやいや、大丈夫っす」
隆介君は、最後の方で歌を歌うことになっていた。
何を歌うんだろう。
隆介君の歌、聴いてみたい気がする。
こんなこと思ってるとまた先生に怒られちゃうね。