白いジャージ8~先生と熱い想い~




「誰もいねぇな。ここ」



先生は、キョロキョロと辺りを見回す。




「直・・・・・・」



私の手を握る。


ゆっくりと顔が近付く。



真剣な表情の先生・・・・・・



自然と目を閉じる。







「直、その顔、かわいい」




目を開けると、先生がニヤニヤしながら私を見ていた。




恥ずかしい。





「なぁ、直?今、何を期待してたんだ?」




「何も期待してないもん!!」




「俺にはわかってんだよ。言ってみろよ」




「先生のいじわる!!」




こういうの久しぶり。



ちょっとSな先生からの甘い攻撃。




「期待されたらしないわけにもいかねぇな」




先生は右手で私の左腕をグイっと引き寄せて、キスをした。




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