白いジャージ8~先生と熱い想い~
LOVE.2
幸せの向こうで
―幸せの向こう―
「よぉし、今からは俺達が頑張る番だな」
先生はシャツの腕をまくり、キラキラした笑顔を向けた。
「そうだね。頑張ろうね!」
と言っても頑張るのは先生なんだよね。
今回の二次会の司会進行役。
私はビンゴの景品を買いに行ったり、装飾の準備をしたくらいで・・・・・・
一足先に車で二次会の会場へ向かう。
夜景が見えるオシャレなカフェ。
何度も下見がてら、その店に足を運んだ。
「直のチューがないと頑張れないかも」
そんなかわいいことを言う先生に、そっとキスをした。
「たっくんと中田に負けないように俺達もラブラブでいような」
ハンドルを握った先生は、まっすぐに前を向いてそう言った。
「うん!!そうだね!」
私も前を向いた。
たっくんとゆかりが結婚した。
新しい扉を開けた。
これからのふたりが楽しみ。
どんなふたりになるんだろう。
どんな家庭を築くんだろう。
私も、先生と・・・・・・
最高の夫婦になるんだ。
今はまだその夢の途中。
ゆかり達と私達、どっちが先に、夢を叶えるかな。