白いジャージ8~先生と熱い想い~
「・・・・・・見られちゃうよぉ」
恥ずかしくて下を向いた私の口をもう一度ふさぐ。
「俺にキスして欲しかったんだろ。何照れてんの?俺達夫婦なんだから、キスくらい当たり前だろ」
ドキドキして。
クラクラして・・・・・・
夫婦になった今でも、こうして先生に恋してる私がちょっと嬉しかったりして。
高校2年の夏休みのおでこへのキスと同じくらいドキドキしていた。
「あっれ~?直ちゃん、目が潤んでるけど、どうしたの?」
また私をからかう先生。
「もうっ!!先生のいじわる」
「こんな俺、キライ??」
嫌いなわけがない。
「す・・・・・・す・・・・・・」
見つめられすぎて、言葉が出ない。
「す?」
鼻先が当たるくらい顔をくっつけた先生に・・・・・・
ちゃんと気持ちを込めて、伝えよう。
「どんな和人も好きだよ」
言った瞬間だった。
唇を奪われた。