白いジャージ8~先生と熱い想い~
「直、どしたの?ボーっとして」
依子に背中を叩かれる。
「ごめん。ちょっと疲れちゃったみたい」
「もうみんな席に着いたし、私達も休憩しよう」
私達も席に着き、運ばれた飲み物を飲んだ。
恵さんのことはよく知らない。
ゆかりから聞いていただけ。
私は悪い人だと思っていた。
自分勝手でひどい人だと・・・・・・
そんな行動を取ってしまったのは、それだけたっくんのことを好きだったからなのかな。
自分を見失ってしまうくらい、たっくんを愛していたのかな。
「え~、それではただいまから、海東卓弥君、ゆかりさんの二次会を始めたいと思います。今日の司会をさせていただきます新垣と言います。最後までよろしくお願いします」
スーツの上着を脱いだ先生はまたかっこよくて、遠くから見とれてしまった。