白いジャージ8~先生と熱い想い~
「僕も教師なので、この気持ちはわかります。殴った方も痛いんです。心が・・・・・・」
ニヤっと笑った先生。
先生がたっくんを見ると、すいませんと言ってかわいく笑って頭を下げる。
「中学時代からみんなに愛されていたたっくんですが、今日集まってくださった皆さんを見ていて、本当に今でもそうなんだなって感じます。たっくんの周りには人が集まって、そこにはいつも笑顔があります」
先生の言う通り。
みんな、同じことを感じていると思う。
「ただ・・・・・・誰にでも優しいので、奥さんは心配なんじゃないかな。奥さんを心配させないようにしっかり頼むぞ、たっくん」
先生はそう言って、たっくんに岡田先生からの手紙を渡した。
たっくんは、任せてくださいと言って、胸を張った。