Love☆Family
「お父様程ではないけれど、かなり溺愛しているわよ?まあ、私は礼音に甘いし、あなたは珠々に甘くていいんじゃないですか?あまりにもヒドイ時には止めるわよ、今日みたいに」
「……お願いシマス(^_^;)」
「困ったパパね」
レシピ本を閉じて、小さなあくび。
ベッドサイドに置いておいたミネラルウォーターを一口飲むと、友梨はベッドに横になった。
「……ねむい。オヤスミナサイ」
どんなに普段帰りが遅くても、やはり和音がいる時といない時の安心感は違うらしい。
友梨はすぐに寝入ってしまいそうだった。
「友梨?ダメ?」
自分に背を向けて横になっている友梨に、和音は背後から手を回す。