禁断ノ遊ビ
言葉が理解出来ない。ううん。それよりも意識を保っていれるのが不思議な位体がダルくて熱くて、頭が痛い。力すら込められなくなっていた。
これは何?言葉の意味は何?
「いや、違ったかな……人間廃棄場?隔離屋敷?化け物の住む家?」
唸りながら柊様は良くない言葉を口から吐き出すも、答えは出なかったのか私に歩み寄り顔を覗き込んでくる。
「つまりは、一度此処に入れば出れないんだよ。薺も雛も椿も」
一体村の掟とは何なのだろう。この人は何なのだろう。
疑問ばかりが取り巻いて、答えの欄が空白のまま。誰か教えてほしい。
「薺はこの家で生まれて育った。さっきの言葉通り、悪いもの扱い。要らない子なの」
クスクスと笑って私の髪を絡めとる。
それを椿くんは払いのけた。