涙はきっと
それから3週くらいたったある日…

気付けばもう、3月…早いなぁ…

「えっと、今日から、卒業式の練習だから、早くホームルームしといて下さいね。」

担任の先生がそう言った…

「旬は何処の大学行く?」

佐藤が聞いてきた。

「いいやっ。俺、大学行かねぇんだよ。」

「マジで?じゃあ働くのか?」

「うん。まぁ…まだ決まってないけど…」

「もう一回、カナメさんのとこで働かせてもらえば??」

「あっ!!そうだな!!本当の夢見つかるまで、カナメさんの所で働かせてもらお。」

「そうだよ!!俺もまだバイトしてるしっ!!」

「そっか。じゃあ放課後一緒に行こう!」

「おう。行く行く!」
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