涙はきっと
そして次の日、またその次の日、またまたその次の日。

そうして、卒業まで後、1日になった。

あっという間だった。

「明日は、もう卒業式だなぁ。」

佐藤は悲しそうに言った。

「おう。何か寂しいけどなぁ。」

「あー。3年間早かった。」

「うん…マジ、明日泣くかもしれねぇ。」

「俺も…やべぇ…」

そんな話しをして、今にも泣きそうだった。

明日、明日泣こう。

今日泣いたら、何か変だしな。

明日!!明日まで我慢…
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