涙はきっと
―それから4年―

笑美は、アメリカから帰国した。

そして…僕と笑美は結婚した。

笑美は、ウエディングプランナーになった。

僕は、家族と住む家を作る仕事…大工になった。

「旬!雛のオムツかえて!」

笑美は、夕飯を作りながら言った。

そう。僕達は、とても可愛い女の子にめぐまれた。

高校時代と変わらずに…とても幸せ。

この恋をして分かったことが1つある。

この恋は切ないだけで終わらせたくない。

って言ってたけど、今はこう思う。

この恋は切ないだけで終わらせない。

って・・・

この言葉、この幸せ、この切なさ、

それを気付きはじめたのは…

高校に入学したあの日からだった。

あの出会いを大切に今日まで生きてきた。

そして、明日も明後日も明々後日も、永遠に、大切にして生きていくだろう。


笑美・・・これからもズット一緒。


おわり
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