涙はきっと
―授業が始まった―

「今日は席変えだ!ここにある、くじを引いてなった番号ごと移動しとけ。」

「はぁぁい」

僕は、笑美となりますように…っと願った。

笑美は、13番だった、

僕は…12番…

「おしかったね。でもアタシとだからいいじゃん。」

そう言ってきたのは、朝、笑美に文句を言っていたギャルだった。

「てめぇさ、笑美いじめてたのだろ?」

「いじめ?意味不なんだけど。あいつが悪いからシメテやっただけだよ。」

「シメられてたじゃん。シメテたなんて格好つけんな。」

ギャルは、ふんっとしてどこかに歩いて行った。
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