涙はきっと
その夜、笑美がうちから帰って僕は外に出てプレゼントを買いに行った。

「いらっしゃいませぇ。」

「あのっ女の子って誕生日に何がほしいんですかね?」

「あっプレゼントでございますか。ペアリングとかは?」

「あっはいはい!ペアリングでっ今人気のやつでお願いします。」

「分かりました。あっ手作りも出来ますけど」

「あっマジですか??はい!作ります!」

僕は、ペアリングに

「aisiteru」と書いた。

「できましたか?」

と店員さんが優しく聞いた。

「あっはい。」

「お買い上げ7000円となります。」

「はい。」

僕はお金を渡し、店を出た。

もう12時だ。あっもう今日が笑美の誕生日だ。
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