涙はきっと
―学校―

「へぇ~付き合う事になったんだぁ。てめぇら絶対つぶしてやる」

と言う、石川。

「そんな情報どうやってわかんの?」

僕は、少し怒った表情で言った。

「佐々野先輩から聞いてんの。気をつけたほうがいいよ。
佐々野先輩、やばいよ。」

「誰だ?それ?」

「3年の、佐々野 梅 先輩」

「梅?かわった名前だな。」

「ヤクザの娘だから。笑美さぁ、佐々野先輩と仲いいみたいだよ。
でもね、佐々野先輩、アンタが好きだから笑美のこと本当は嫌ってんの」

「あっそ。でも知らねぇ。俺は笑美のことしか、愛せません。って言っといて」

僕は、腹を立てて言った。
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