涙はきっと
―クリスマスイヴ―

「じゃあ行ってくるからぁ」

そういって家を出た。

街中、イルミネーション。
ピカピカ光る トナカイ
ピカピカ光る サンタクロース


「笑美~待った?」

僕はいつもよりテンションが上がっていた。

「旬!寒そう…走ってこなくいもいいのにぃ…風邪ひくよぉ」

「早く会いたかったから」

ついつい本音を言葉に出してしまった。

「変な奴ぅ。じゃあ行こっ」

「おう!」
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