涙はきっと
―病院―
「先生!!亜里沙は?」

おふくろは、あわてて聞いた。

「こちらの部屋です。」

その部屋には、静かに眠ってる亜里沙がいた。

「亜里沙!!!生き返ってよぉぉぉぉぉ…悲しいじゃなぃ。」

おふくろは、泣いて亜里沙に話しかけていた。

僕も亜里沙に話しかけた。
「お前、ほんとに大人ぶるの上手いよな。化粧とかして…でも最高の妹だったよ。」

笑美も、泣きそうだけど笑ってこういった。

「笑美ちゃん…私と仲良くご飯食べてくれてありがとう。嬉しかったよ。私より年下なのに、本当にお姉さんって感じで…かっこよかったよ。」

< 43 / 143 >

この作品をシェア

pagetop