涙はきっと

~切ないだけで終わらせたくない~

―学校―

「旬!昨日大丈夫だった?」

笑美はそう言って心配そうな顔をして僕の顔を見た。

「大丈夫。あの女、梅だった」

僕は、ハッキリ笑美に言った。

「え?梅さん?でも全然顔違ったけど・・・」

「整形したんだって。まだ油断したらダメだぞ。あいつら、このままじゃ終わらせないって言ってたから。」

「大丈夫。ねぇ…旬にお願いがあるの…梅さん会わせてくれない?」

「え?何で?だって梅たち、お前に何するか分かんねぇのに?」

「梅さんと話したいの。」

「分かった。じゃあ家行ってみる。」

「私も行く」

「おう」
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