涙はきっと
すき通った空だった。

雲1つなかった。綺麗だなあ。

そう思ってると…

「ねぇママ。今日は、お空に雲さんいないね。」

小さな女の子がお母さんに寂しそうに言った。

「そうね。綺麗だね。」

お母さんは笑って返事をしていた。

「でも、寂しいね。お空、一人ぼっちだよ。雲さん出てきてくれないかなぁ」

幸せな会話だった。

僕と笑美の会話のように…
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