IMITATION LOVELESS -Remember-
憐は誓いを立てるように瞼を閉じた。
「隙あり…」
「あ…」
優夜が憐の唇に自分の唇を重ねた。
「…なら、俺も頂くとしよう」
「ん…」
刹那は優夜が憐から離れたのを見計らい、憐に優しい口付けをする。
憐は満足げな顔で笑う優夜と刹那を見て、一瞬 呆気にとられてしまった。
しかし 直ぐに笑った。
優夜と刹那が大好きな、あの 儚い笑顔で……。
「優夜…、刹那…、
ずっと…一緒だよ…?」
「「はい、お姫様…?」」