IMITATION LOVELESS -Remember-


「…ねぇ、一緒にお風呂でも入ろうよ?」

「え!?」


部屋で寛いでいる優夜が憐を抱き寄せながら呟いた。
慌てる憐の顎を掴み、妖しく笑う。

悪戯を考えている顔だ。


「…止めておきます」

「それは 出来ないことだ」


刹那は優夜から憐を奪い取ると、髪を撫でながら自分の膝の上に下ろした。

そのまま 大切そうに抱き締めながら憐の耳元で吐息混じりに囁いた。


「お前は俺達の"玩具"としておじ様から貰ったんだ、俺達の言うことは 絶対に聞いて貰うからな?」


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