IMITATION LOVELESS -Remember-
「おじ様…」
「憐様 少しお話でもいかがですか?」
要はあくまでも憐を姫のように扱い、手をすくい跪ずく。
「……手短にお願い」
「畏まりました」
要は憐の手を引きながら優夜達にお茶を淹れてくるように言った。
―――――。
「…で 話しって何ですか?」
「まぁ 君のことについてなんだけどね…?」
「…僕?」
要はにこやかに憐の顔を見ている。
憐は背中に冷や汗が流れるのを感じながら要を睨み付ける。
「まず、私の甥達をたぶらかすのは止めてくれ、」