IMITATION LOVELESS -Remember-
「あれは俺達が貰ったんだから…、おじ様にはあげないよ…?」
優夜が銃口を要の顎に移動させながら耳元で呟いた。
銃口で顎を掬い、要の足をズボンの上から滑るように撫でる優夜は、最高に妖しげな微笑みを溢していた。
「おじ様の玩具は他にありますよね?」
「あんまり、俺達を虐めると…俺達、おじ様のコト……嫌いになっちゃうよ…?」
二人は甘く囁きながら口元に弧を描いた。
狂おしいまでの囁きに、要は気が狂ってしまいそうだった。
離れた場所で聞いていた憐ですら、身体中が反応を見せていた。