IMITATION LOVELESS -Remember-
「………っ」
「憐、カラダ 震えてるよ?」
優夜と刹那が脱力した要から離れ、憐の髪と露出された肩をを優しく撫でた。
「…っ!!」
ビクッ!!
身体中を震わせながら憐は頬を赤く染める。
息が上がり、色っぽい息遣いになる。
瞳から溢れる涙が憐の艶-ナマメ-かしさを一層 引き立てていた。
「……まさか 誘ってるの? 俺達のこと、」
「イケナイお姫様だ」
刹那は優しく微笑むと、憐を抱えあげる。
優夜と刹那は小さく、柔らかく、今にも壊れてしまいそうな憐の全てに愛しさを覚えた。