IMITATION LOVELESS -Remember-
優夜と刹那の悲しげな顔を見た憐は強い罪悪感を覚えた。
目を伏せて、憐は小さく呟いた。
「ごめんなさい…」
「謝らなくてイイよ……、でも…、悪いと思ってるなら……」
優夜が空いている手で憐の髪を撫でる。憐を愛しげに見つめながら二人が甘く囁く。
「これからイケナイことしようよ…?」
「好きな奴だと思えば、素直に感じられるだろ…?」
二人は瞳に鈍い光を反射させながら妖しく笑う。
見ているだけでも狂ってしまいそうなほどの妖艶さだった。
「ゆ…やぁ…、せ……っ…なぁ……」
「可愛い…、その美しくて可憐で儚げな顔…、」
「快感と俺達への懺悔の涙で汚-ケガ-して、壊してやりたい…」
優夜と刹那は艶-ツヤ-やかに囁いてから憐の両耳を嘗める。
美味しい飴を味わうような厭らしい舌使いで…。