IMITATION LOVELESS -Remember-


「痛くして欲しい…?」

「痛いのが嫌なら…抵抗するなよ…?」

「………っ」


憐は優しく笑った優夜と刹那を見て、手の力が抜けてしまった。


「いい子だね…?」

「そのまま 大人しくしてろよ?」


再び二人の手が憐の艶-ツヤ-やかな素肌を撫で始める。

左右の首筋に押し付けられる優夜と刹那の唇。

強く吸い付いたり、堪能するように嘗めたり、跡をつけるように甘く噛みついてくる二人に、憐の体は麻痺して動かなくなってしまった。


「っあ……や…ぁ………」


憐の甘い苦しみで閉じられた瞼から紅い涙が溢れた。


「ゆ……うや…、せ…つ……なぁ…、」


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