幼なじみ~どうしようもなく君が好き~

授業が終わってすぐ梨々香がやって来た。


「菜々美、お昼食べよう?」


「うん」


「佐久間(さくま)くん、席借りるね?」


梨々香はそう言って、あたしの隣の席の佐久間くんに声をかけた。


「あぁ、いいよ」


佐久間くんは笑顔で席を貸してくれた。

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