my sweet love
そんなときだった
「ん…」
と言いながら
霸瑠が目を冷ました
声をかけようとすると
その前に
龍が霸瑠に声をかけた
「霸瑠ちゃん
大丈夫?」
「きもち…わるい…」
霸瑠の言葉を
待っていたかのように
直ぐに霸瑠に
容器を手渡した
「我慢しないで
きもちわるいだけ
はいて良いから」
そう言われて
糸が切れたように
霸瑠が目に涙をためて
嘔吐(はき)始めた
「ウッウェッヒック」
きもちわるいのと
格闘しながら
霸瑠は泣きながら
嘔吐続けた
途中で1つの容器では足りず
私のところにおいてあった
容器も使ったりもしたが
ようやく霸瑠の
気持ち悪さは
治まったようだった