my sweet love


「ゲホッお願いゲホッゴホッ」


「取り敢えず落ち着こうか
ちょっと落ち着いて
咳が止まったら
吸うからな」

そう言って
背中をさすってくれた


「霸瑠ちゃん
いくつだった?」


「9度3分…でした」


「霸瑠ちゃんは
さっきの点滴
続いてるから平気だね」


「うん」


「辛いとことか有るか?」

「この辺に
違和感がある…」
と言って霸瑠は
自分の胸の少し上の
肺のあたしをさすった


「不味いな…
明日は
検査するな?」


「はぁい…」


「柚?
治まったか?」


「うん」


「横になって
口開けて」

恥ずかしかったけど
反抗する力なんて
残ってなかったから
言われた通りにした




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