my sweet love
「柚 辛いよね
頑張れ」
霸瑠だった
霸瑠だって体調が悪いのに
わざわざ来てくれた
お礼を言いたいところだが
今声を出せないし
無理にいったら
逆に怒られると思って
うなずくことしかできなかった
龍に
連絡したかな?
何て思っていたら
「龍先生には
連絡してないから
大丈夫だよ」
私はまた頷いた
そして
ようやく治まった
「ふぅ…ありがと」
「うん
じゃあ寝よっか?」
「そうだね」
二言三言言葉を交わし
二人ともベッドへと
戻った
電気を消したら
直ぐに霸瑠の
寝息が聞こえてきた