my sweet love
「なぁゆず?」
「なぁに?」
「もう隠し事は無しだ
やめないか?
一緒に住むんだ
隠し事ばかりじゃあ
お互いに辛いだろ」
「分かった
全部話すよ…」
そう言って私は
戻したときに霸瑠が
来てくれたこと
そのあと直ぐに
霸瑠は寝たけど
寝れなかったこと
何度も夜中に
吐いてしまったこと
龍が来た時にも
起きていたことも
霸瑠が検査に
行っているときの
体の感覚についても
包み隠さず全部話した
「分かった
もうこれで最後な?」
「うん」
「それとな?
3日間柚が寝てる間に
肺炎の方は完治したよ」
「そうなんだ」
「あとは
これから無理せずに
貧血と向き合えるなら
退院出来るんだけど
柚は俺と住むから
退院させようと思う」
「ありがと
でも霸瑠は?」
「霸瑠ちゃんは
柚が意識を戻すまで
ここにいるって聞かなくてさ
無理してまた入院も困るから
べっど使わせた」