my sweet love
「そうかありがとな」
「ううん
私も早く智さんに会いたいな」
「まぁそのうち嫌でも
しょっちゅう会うことになる」
「そうなんだ~
お兄ちゃんが出来るみたいだな」
「嬉しいか?」
「うんっ!!」
そう答えると
いきなり龍の顔が暗くなった
「でもな…?」
「でも?」
何か嫌な予感が……
「智もさ…
医者なんだよな」
「うへっ?」
とっさに変な声が…
すると龍が笑いを堪えながら
「フッ…
しかもなあいつな
俺よりあの家にいることが多い」
「ってことはまさか…」
「あぁそのまさかだ
俺とお前より
智とお前の方が長い時間
家で一緒に居ることになる」
「そう…なんだ」
「でも霸瑠ちゃんも
つれてきていいし
泊まらせても良い
それに泊まりに行ってもいい」
「嫌じゃないよ?
嫌じゃないけど…」
「けど?」
「怖い…
体調崩したら
二人して怖そう」
「大丈夫だ安心しろ」
「うん」
「もう着くぞ?」
「はぁい」