my sweet love


私はすごくいい人だなぁって
直ぐに思った

それは智さんが私が来ること
知ってたのに笑わせるために
話し掛けてくれたこと

さすがは龍の友達だなって
何かすごく嬉しくなった


「ゆず
そこら辺のソファーとかに
座ってていいぞ」


「うん」

座っていいと言われ
どうしようかと見渡すと
可愛らしいソファーがあったから

「智さん」

「ん?」

「ソファー座らせてもらっても
良いですか?」


「いいよー
どこでもお好きに」

とのことだったから
座らせてもらうことにして
端っこに座らせてもらった

「おまたせー
龍はコーヒーで
柚ちゃんは何がいい?」

こんなときも
体気にしないといけないんだな…

「お水貰っても良いですか?」


「水でいいの?」

「聞いてないですか?
病気のこと」

「あぁごめん
患者だとは言ってたけど
あの事はまだ…」

「じゃあ私が話すよ」

「何のこと?」

「私心臓病なんです
主治医が龍で今は
落ち着いてるみたいですけど」

「そうなんだ」

「でも気にしてないから
それに普通ですし」


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