my sweet love


辺りの明るさに気がつき
目を開けると
見覚えのない天井に
覚えのないふかふかのベッドに
寝ていたことに気がついた

でも直ぐに
(あぁ龍の家か)

と分かった
でもそれと同時に
言い様のない気だるさと悪寒を
体に感じた

でももう隣に龍の姿はないし
何時だかわかんないけど
もし龍が仕事にいってても
智がいるかも
だからこのまま寝てたら
ばれちゃう!!
と思って起きてごまかすことにした


そう思って重いからだを
引きずりながらそれでも
いつもと同じように扉を開けた

「柚おはよ」

「柚おはよう!」
やっぱり智はテンションが
高かった(笑)


「おはよう」

そう返して時計をみると
10時…!?

こんな時間に普段着で
くつろいでいるりゅうをみて
ようやく思い出した!
今日龍が仕事休みな事を…


「どうかしたか?」


「うっううん?
何でもない」
うまく誤魔化せたかな?

「柚ー?」


「なに?智」


「朝ごはん食べる?」

正直食べたくない…

「んーいらない」

要らないと伝えると……

「ゆず?」
と低い声が聞こえてきた


< 148 / 334 >

この作品をシェア

pagetop