my sweet love
そうしてなにもなかったかのように
龍と智の元に戻った
そして龍の座ってる
ソファーの隣に座った
「じゃあ服上げて?」
と言われて気づいた
服が昨日のままだった
と言うのは置いておいて
なかなか服を上げない私を
見兼ねてか智が
後ろから服を上に上げた
するとすぐさま
龍は聴診器を当ててきた
「あのさ柚」
「なっなに?」
「喘鳴聞こえるんだけど?」
「ゆず正直に
話した方がいいよ」
と智が耳打ちしてきた
「ごめんなさい…
実は昨日発作があった
それと今さっき
トイレで全部だしちゃった」
「「ハァ…」」
「何で隠してた?」
「昨日は言ったら
帰るって言いそうだったから」
「当たり前だろ?
退院させたのだって
俺がついててゆずがちゃんと
体調を伝えないと
ダメだったんだよ
それくらい理解してると思ってた」
龍の声がどんどん低くなって…
呆れられた?……
せっかく付き合えたばっかりなのに…
やっぱり私じゃダメなのかな…
不意に涙があふれでてきた
「ヒック…ヒックごめんなさい…ヒック」
「龍」
「なんだよ智」