my sweet love


ピピピピッピピピピッ

「鳴ったな
何度だった?」

と龍が普通に聞いてきた
だから
素直に答えた

「38度5分」

そう言うと後ろにいた
智がどこかに行った

「今痛いとこは?」

「頭と喉。あと怠い」


「まだ気持ち悪いか?」


「気持ち悪いけど
さっき全部だしたから
少しは平気になった」

「そうか
取り合えず寝ようか
着替えるか?」


「うん」


「スウェットか何かで
とりあえずは良いか?」


「うん」


「じゃあ少し待ってて」

そういった龍は
廊下に出ていって
一分もしないうちに帰ってきた

「はい」

そう言って手渡された
スウェットは私のものだった

何でか気になったけど
考えると考えるほど頭が
痛くなってきたから
後ででもいいと思い
りゅうに後ろを向いてもらって
直ぐに着替えた

そのときに
台所でごそごそしてる
智の姿が目に入ったけど
何かしてるんだなって
一人で納得していた

着替え終わってまたソファーに
座ると龍が私を
姫だきにしてさっき寝ていた
ベッドに戻した



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