my sweet love
「座れるか?」
「うんありがとう」
龍の書斎から戻ってきた
私たちはリビングにいる
私と龍が座って
ソファーに座らなかった智に
声をかけられた
「お腹減ったか?」
「少しだけ」
「ゼリーなら食べれるか?」
「うん」
「ちょっと待っててな」
「ゆず」
智と話していて
いきなり違う声で呼ばれて
ビックリした
「へぃ?」
「へいってなんだよ(笑)」
「口から勝手に…(恥)」
「まぁ良いけどさ
ちょっと聴診させて?」
「ん…」
それだけ言って服をまくったら
「いい子いい子」
っていいながら
頭を撫でてくれた
それで私の胸のおとを
聞きながら龍は何度か頷いた
「今日この後
ぐっすり眠れれば平気だよ
退院早々無茶するから
それでも明日は
家で智と二人で留守番だけどな」
「良かったーフゥ」
「何でそんなに
安心してんだ?
月曜に学校行けるからか?」
「えっうん…
まぁそんなとこ」
ホントは違うけど…
「そっかでも
無理はしないこと
明日も一緒だけどな」
「はぁい」