my sweet love
私が電話を切ると
智が電話を受け取って
もとの位置に
戻してくれた
そして直ぐに聞いてきた
「何だった?」
「なんか今日
帰れないから
明日の仕事もそのまま
やってから
帰るから明日の昼に
なるけど平気かって」
「そうか
じゃあ龍が帰ってくるまで
思う存分準備が出来るな」
「そうだね
でもどうすればいいんだろう」
「俺もやったことねーしな」
「「んー」」
「じゃあ
帰ってきたときに
3人でクラッカーパンって
やるのはどう?」
「良いんじゃね?」
「机の上には
真ん中にケーキ
あとは
りゅうの好きな食べ物…
って私さ
龍の好きな食べ物
知らない…」
「あいつの好きなものか―
何があるかなぁ?
取り合えず
トマトとブロッコリーは
嫌いだよ
でもケチャップは
平気なんだよな」
「私と同じだ(笑)」
「好きな食べ物かー
あいつなんでも
食べるからなー
あっでも!肉大好きだよ
唐揚げとか焼き鳥とか
鶏肉がめっちゃ好きだよ」
「よしっ!!
あしたの料理は決まった」
「何にしたの?」
「明日のお楽しみー」
「けちだなー」
「一緒に作るからいいでしょー」
「まぁいいか(笑)」