my sweet love


「何かそんなこと
言われっとハズイな(笑)」


「昨日知り合った
私がわかる位なんだから
悠さんはもっと
わかってると思うな」

「相思相愛ってやつ?(笑)」

「ほらまたふざけるー(笑)」


「そんなとこも
良いんだろ?」

「そうだけど…さ?
あぁ言わなきゃ良かったー」

「もう遅いな(笑)」

「何か普通の生活って
こんな感じなんだよね」

「えっ?」

「普通に好きな人がいて
大切な友達がいて
こうやってついこないだまで
知らなかった智とも
知り合えたり…
人と人の繋がりって
儚くて脆いけど
凄い大切だしそこから
また違う感情も
生まれるわけだし」

「そうだな」

「生まれたときから
この病気で…
小さい頃から
友達と私
先生と私
家族と私
私は周りとはちがくて
ずっと線を引かれてた
違うところは
たったひとつなのに…
たったひとつ病気だって
それだけ……
でも龍や霸瑠
きっと智や悠さんも
私を特別扱いしないとおもう
そんな…そんな
優しい人たちがいて
何か凄い幸せだなって
何かごめん…」



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