my sweet love
すると突然
「ねぇゆず?」
と悠が私に
声をかけてきた
「どうしたの?」
「明日さ
一緒に学校
行っても良い?」
「うん全然良いよ」
「ありがとうゴホッ」
悠はお礼を言うと
咳をした
私は直ぐに
喘息の発作って
気づいたけど
もうそのときには
智が声をかけていた
「悠何も考えるな
深呼吸だ」
「ゴホッゴホッハァハァゴホッゲホッ」
「吸入有るか?」
「ゴホッハァハァうわゴホッぎ」
その言葉に
私は直ぐに悠の上着の
ポケットから
吸入を取り出した
「智はい」
「サンキュ
悠自分のタイミングで
良いから出来るか?」
その言葉に悠は
頷いた
悠はその言葉通り
吸入を受け取って悠の
タイミングで吸入をした
「ケホッコホッハァ
ごめんコホッハァハァ
ありがと」
「あぁ
久しぶりにあんなに
動いたからか?」
「そうかもでも…」
「そっか
でももう忘れろ
柚はあいつらとは
違うぞ?」
「分かってる
分かってるつもりだけど
体が覚えてるの」
「これから柚と
同じ学校で
龍と四人で過ごして
ゆっくり忘れれば良い
でもな悠お前は
何も悪くない
それだけは分かっててくれ」
「うんありがとう」