my sweet love
「今日はまだ時間あるから
悠もいく?」
「うん」
「ごめん二人とも
ありがと」
「じゃあいこっか」
「歩ける?」
「うん大丈夫
ゆうありがと」
がらっ
「美穂ちゃん居る?」
覇瑠がいつもみたいにいったけど
中から返事は返ってこなかった
「いないね…
ごめん座っていい?」
「いいよ
それでさ美穂ちゃんって?」
あたしが言おうとしたら
覇瑠が言ってくれた
「保険の先生だよ」
「あたしも仲良くなれるかな?」
「大丈夫なれるよ」
心配そうな悠に声をかける覇瑠を
眺めながらふとさっきの
二回目のおなかの痛みが
右のみぞおちあたりに
移動していたことを思い出した
そしたら覇瑠に
心配そうに顔をのぞきこまれた
「柚?」
「あっごめん」
「熱計って?」
「うん」