my sweet love



「ゆーずー」
あっ悠の声だ
そう思って 
起き上がろうとしたけど…

「これ以上悪化すると困るから
もうずっと横になってろ」

「はーい…」

「柚ちゃんあそこの
ベッドにいるよ」

「「はーい」」

がらっ
「ゆず?」

「ありがとふたりとも」

「いえいえ(笑)」

「なぁ悠」

「ん?何龍」

「お前はお腹平気か?」

「うんまったく何の
変化もないよ」

「そうか~なんだろうな…」

「みんな心配かけてごめんなさい」

「柚が元気になってくれれば
みんなそれでいいんだから」

「ありがとう」

「じゃあ行くか?」

「うん」

「歩けるか?」

「…多分」

「気持ち悪いのましたか?」

「だいぶ…」

「じゃあ抱いていくのでいいか?」

「うんごめんありがとう」

「じゃあゆうと覇瑠ちゃんは
次の授業に遅れないように
行って来い(笑)」

「「はーい」」



「じゃあ美穂カバン車まで
お願いしてもいいか?」

「えぇ」



< 205 / 334 >

この作品をシェア

pagetop