眼鏡男子の裏の顔
どうしよっっ。

「あの…この大きな家の右隣!」

私はとっさに嘘をついた。

「ここだな。それにしてもこの家でかいな」

う゛…………。
そんなに人の家をじろじろと見ないでよ~。

「この家入ってみようか」

「それだけはやめてっ!!!やめてください」

「嘘だって。本当に入る訳ねーじゃん」

嘘でも言って良いことと悪い事があるよー!

「何そんなに焦ってんの?」

「焦ってなんか」

私が下を向いた瞬間にちゅっとほっぺになにかが触れた。これは唇!?

「ちょっ///////」

顔をあげた瞬間さっきと一緒の感触がほっぺに触れた。

「よそ見してるからいけねーんだよ」

「なっ/////////」

瞬時にキスされたほっぺを両手で触った。
「ここまで送ってくれてありがとうございましたっ!!!失礼しますっっ!」

隣の家に入りドアをバンッと閉めドアにもたれかかった。
なんなのあいつっ!あの軽男ーー!!

「ぷっ、鈴宮琴。おもしれー奴」
< 6 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop