うそつき
ママさんは普段着でいいって言ってたけど、そんなすごい人の普段着ってどんなんかわからへんかったから、いつもお店に行くみたいにちょっとおとなしめの服を着てお店の前まで行った。
そしたら、リムジンがお店の前に止まってて、中から眼鏡をかけた背の高い女の人が出てきた。
「お待ちしておりました、お嬢様。私、寺田の秘書で、お嬢様のお世話役を勤めさせて頂く事になりました、藤村祥子と申します。それでは、会場へ参りましょう。今日はお嬢様の歓迎会という事で、寺田がパーティーをご用意しております。さぁ、こちらへ。」
リムジンの中に入るように促されて、夢見心地で車の中に入った瞬間、後ろから鼻を押さえられた。なんか病院の匂いがした。うちはそれから多分気を失ったんやと思う。
そしたら、リムジンがお店の前に止まってて、中から眼鏡をかけた背の高い女の人が出てきた。
「お待ちしておりました、お嬢様。私、寺田の秘書で、お嬢様のお世話役を勤めさせて頂く事になりました、藤村祥子と申します。それでは、会場へ参りましょう。今日はお嬢様の歓迎会という事で、寺田がパーティーをご用意しております。さぁ、こちらへ。」
リムジンの中に入るように促されて、夢見心地で車の中に入った瞬間、後ろから鼻を押さえられた。なんか病院の匂いがした。うちはそれから多分気を失ったんやと思う。