うそつき
「藤村、ちょっと寝てくるから1時間後に起こして。どうせ、指名かかったから打ち合わせとかあるんやろ?」
なんとなくこの世界がわかってきて、打ち合わせなんか適当に言ったのに、どうも的を獲てたみたいで藤村は一瞬動きが止まった。
「はい、それではお嬢様の睡眠を邪魔しては悪いので、私は一旦失礼します。」
出て行こうとする藤村の後ろから
「たった一時間やから、リビング使ってていいよ。また出て、来てってしてる時間がもったいないし。」
それだけ言って、寝室に入った。
ほんまは寝る気なんか全然なかった。藤村がノートパソコン持ってきてたし、またなんか秘密が知れるんじゃないかって隙を伺う為に引き止めただけやった。
なんとなくこの世界がわかってきて、打ち合わせなんか適当に言ったのに、どうも的を獲てたみたいで藤村は一瞬動きが止まった。
「はい、それではお嬢様の睡眠を邪魔しては悪いので、私は一旦失礼します。」
出て行こうとする藤村の後ろから
「たった一時間やから、リビング使ってていいよ。また出て、来てってしてる時間がもったいないし。」
それだけ言って、寝室に入った。
ほんまは寝る気なんか全然なかった。藤村がノートパソコン持ってきてたし、またなんか秘密が知れるんじゃないかって隙を伺う為に引き止めただけやった。