うそつき
教室に戻ったら、急に京香ちゃんにすがりつかれた。
「智子ぉ、どうしよう…」
「どうしたん?もうすぐ授業始まるよ?」
「それがさぁ、去年のバレンタインにうちがチョコレートあげた佐野くんって覚えてる?律儀にちゃんとホワイトデーにもお返しくれて。」
「あぁ、京香ちゃんすごい喜んでたから覚えてるで。で、その佐野くんがどうかしたん?」
「それがね、ホワイトデーにお返しくれたし、てっきり両思いやと思ってたら、違う中学に彼女がいたの〜」
あまりにもショックなのか、京香ちゃんはちょっと涙ぐんでる。京香ちゃんてば、そんなに佐野くんが好きやってんや。
チャイムが鳴ってしまったから、適当に京香ちゃんをなだめて席についた。
「智子ぉ、どうしよう…」
「どうしたん?もうすぐ授業始まるよ?」
「それがさぁ、去年のバレンタインにうちがチョコレートあげた佐野くんって覚えてる?律儀にちゃんとホワイトデーにもお返しくれて。」
「あぁ、京香ちゃんすごい喜んでたから覚えてるで。で、その佐野くんがどうかしたん?」
「それがね、ホワイトデーにお返しくれたし、てっきり両思いやと思ってたら、違う中学に彼女がいたの〜」
あまりにもショックなのか、京香ちゃんはちょっと涙ぐんでる。京香ちゃんてば、そんなに佐野くんが好きやってんや。
チャイムが鳴ってしまったから、適当に京香ちゃんをなだめて席についた。