明日もキミの、そばにいたくて。
「ごめん、坂本さん、続き」
「え、いや、もういいです! ごめんなさい!」
走り去っていく坂本さん。
私……、坂本さんの人生狂わせた?
私に圧し掛かってくる罪悪感。
「凛、お前なぁ……」
――智晴が怖い。
どうやら、智晴まで怒らせてしまったようだ。
そんな目で睨まないでください……。
あぁ、何でこんなに私ってタイミング悪いんだろ。
これも、お父さんに似たせいだ。
お父さん、恨んでやる!
「えーっと、私、由紀のとこ行ってくる!」
慌てて智晴の前から逃げ出した。