彼ハ知ラナイ【短編・完】




あたしの隣に眠る男は少しあどけない表情で気持ち良さそうに眠っている。



襟足がながい髪の毛は、汗ばんだ首に張り付いている。


裸で触れ合っている場所には、違和感ばかりがつのる。




……そんなことを思うのは、あたしだけなんだろうけど。





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