Tear






「…さて、もう遅いし帰ろうか。


送るよ、美波ちゃん」







王子風の人が気まずい空気の中、そう切り出してくれた。






「…あの、近いので大丈夫です」







ここから家まで車で20分あれば着く。






送られるのも、悪い気がしてしまう。







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